TikTok動画の編集を外注すると1本いくら?ココナラ29件・募集13件・制作会社6社で確かめた相場と頼み方

TikTok動画の編集を外注 1本の値段と頼み方

最終更新日:2026年10月21日
執筆:BeeMedia編集部(株式会社BEEM)/監修:豊田優人(株式会社BEEM 代表取締役)

TikTokの編集を外に出そうか迷っている方へ
  • 撮影は社内のスマホでできているのに、編集が追いつかず投稿が止まりがちな方
  • ココナラやクラウドソーシングで頼むとき、1本いくらなら妥当なのかを知りたい方
  • 依頼文に何を書いておけば、納品後に「思っていたのと違う」とならないか確かめたい方
編集の外注、1本いくら?の答え
  • 編集だけを頼むときの1本の値段は、頼み先で大きく違いました。中央値は、クラウドソーシングで募集を出した場合1,000円、ココナラの出品4,500円、制作会社2.5万円(2026年10月21日確認)
  • 3つは、素材や台本を誰が用意するか、何本まとめて頼むか、テンプレートがあるか、「編集」にどこまでの作業を含めるかが違うため、同じものの値段としては比べられません。募集13件のうち7件は、本数をまとめて続けて頼む募集でした
  • ココナラの出品29件では、完成60秒以内が19件、修正2回までが16件。テロップは28件、BGM・効果音は27件が基本価格に含めていました。台本づくりは別料金の出品が多めです
  • 依頼の前に決めておくのは、完成尺・テロップの量・BGM・修正回数・台本の担当・納期・実績公開・著作権の8つ
  • 外に出すのは手を動かす編集の作業。何を撮るかと冒頭の数秒の判断は、社内に残しておく

撮影は、社内のスマホですぐ終わる。素材もカメラロールにたまっている。それなのに、いらない部分を切ってテロップを打ち、BGMを合わせていると1本に2〜3時間かかって、週1本の投稿さえ続かない。会社のTikTokを任されて、いまそんな状態にいるとしたら、手が足りていないのは撮影ではなく編集のほうです。

「編集だけなら、ココナラやランサーズで安く頼めるらしい」。そう聞いて調べはじめると、今度は値段の幅に戸惑います。「個人に頼めば1本1,000〜3,000円」と書く記事がある一方で、ココナラの出品を開くと4,000円台や5,000円台の値段が並んでいる。どちらを信じればいいのか、何を伝えれば頼めるのかは、一覧を眺めているだけでは見えてきません。

BeeMedia編集部では2026年10月21日に、ココナラのショート動画編集の出品29件、クラウドワークスとランサーズでショート動画の編集者を探していた募集13件、そして編集だけの料金を公式サイトに載せている制作会社6社のページを、1件ずつ開いて中身を確かめました。値段の差がどこから来るのか、頼む前に何を決めればいいのかを、そのページに書かれていたことから順にお伝えします。

TikTok動画の編集を外注すると1本いくら?頼み先ごとの中央値は1,000円・4,500円・2.5万円

まず、値段だけを並べます。下の表は、撮影は自社で済ませ、編集だけを外に出すときの1本あたりの値段です。中央値は値段の順に並べたときの真ん中の値で、ココナラの29件なら安いほうから15番目、募集の13件なら7番目の値段にあたります。

頼み先 1本あたりの中央値 範囲 見たページ その値段に入っている主な作業
募集を出して個人に頼む(13件中7件は本数をまとめた継続の募集) 1,000円 400〜4,000円 募集13件 カット・テロップ・BGMなど。台本を発注者が用意すると書いた募集も
ココナラの出品に頼む(1本から) 4,500円 500〜8,000円 出品29件 カット・テロップ・BGM。完成60秒以内が19件・修正2回までが16件
制作会社に編集だけ頼む 2.5万円 4,900〜5万円 6社 会社によっては企画構成・ナレーション・キャプションまで
(参考)制作会社に撮影から頼む 3万円 1.8万〜30万円 9社 撮影と編集

BeeMedia編集部調べ(2026年10月21日確認)。ココナラは出品ページの基本価格(オプションなし)を1本あたりに直した値で、範囲の下限500円は6本セットの価格を1本に割ったもの。募集は1本あたりの下限の金額で、初回だけのトライアル価格ではなく継続時の金額。制作会社は公式サイトに載っている料金です。税込・税抜の表示は混ざっています(8章)。

TikTok動画の編集だけを頼むときの1本あたりの中央値。募集1,000円、ココナラの出品4,500円、制作会社2.5万円

この表を上司に見せたら、「同じ編集なのに、なんで4倍も5倍も違うの?」と聞き返されそうです。

答えを先に書くと、この3つの数字は同じ条件で出た値段ではありません。素材や台本を誰が用意するか、何本まとめて頼むか、テンプレートが決まっているか、そして「編集」にどこまでの作業を含めるかが、頼み先ごとに違います。だから、金額だけを横に並べて高い・安いを比べることはできません。

募集13件のうち7件は、月10本以上や週3本以上のように、本数をまとめて続けて頼む募集でした。素材や台本を発注者が用意する、テンプレート(テロップの色や位置などの型)が決まっている、と書いた募集もあります。ココナラの4,500円は1本から頼める形で、素材を渡してあとは任せる、丸投げに近い頼み方の値段です。制作会社の2.5万円には、企画構成やナレーションまで料金に入れている会社もあります(4章)。

検索上位の記事には「個人なら1本1,000〜3,000円」と書くものがありますが、何件を見た数字なのかは書かれていませんでした。今回の数字と並べると、この幅はココナラの出品よりも、発注者が条件をそろえて出す募集の単価に近いところにあります。

ココナラで1本から頼むなら:出品29件の値段と、その値段に入っているもの

素材を渡して、まずは1本だけ任せてみたい。そう考えているなら、手がかりになるのはココナラの出品です。検索で上位に出たショート動画の編集の出品29件では、1本あたりの基本価格は、いちばん安い出品で500円、真ん中が4,500円、いちばん高い出品で8,000円でした。500円は6本セットを1本に割った値で、1本単位で売っている出品だけに絞ると、いちばん安いのは3,300円です。29件を値段で分けると、こうなります。

  • 2,000円未満(複数本セットを1本に割った値):2件
  • 3,000円台:4件
  • 4,000円台:9件
  • 5,000円台:8件
  • 6,000円以上:6件

4,000円台と5,000円台を合わせた17件で、29件の半分を超えます。気になる出品が3,000円を切っていたり、6,000円を上回っていたりしたら、その値段から何が外れているのか、何が足されているのかを確かめる合図だと思ってください。

4,500円前後で、どこまでやってもらえるか

値段と同じくらい大事なのが、その基本価格に何が含まれているかです。テロップやBGMは、ほとんどの出品が基本価格に入れていました。差が出るのは、尺と修正回数、それに台本の扱いです。

完成した動画の長さは、60秒(1分)以内を基本にしている出品が19件でした(ほかは30秒以内2件・90秒以内3件・2分以内1件・5分以内1件・記載なし3件)。決められた長さを超えると、30秒ごとに500〜3,000円を上乗せする出品があります。完成を何秒にするかを決めずに頼むと、この延長の分で見積もりが動くので、秒数は頼む前に決めておきたいところです。どの長さで作るかを考えたい方は、TikTok動画の長さの記事も参考になります。

テロップは28件、BGMや効果音は27件が基本価格に含めていました。ただし、話している言葉をすべて文字にする「フルテロップ」は、別料金(+2,000円・+3,000円)の出品が2件あります。テロップが付くかどうかより、どのくらいの量を入れてもらえるかを確かめておくほうが確実です。

修正は、2回までの出品がいちばん多く16件ありました(3回7件・1回3件・5回と無制限が各1件・ページ内で2回と3回の両方が書かれていた出品1件)。修正2回の出品に頼むなら、1回目で直してほしいところを全部まとめて伝えると、回数を使い切らずに済みます。

そして、台本づくりは基本価格に入っていない出品が多く、付ける場合は+1,000〜8,000円です。素材さえ渡せば話の流れまで考えてもらえる、という頼み方をすると、4,500円では収まらない場合があります。

「3日でお届け」の表示と、実績の日数は分けて見る

来週の投稿に間に合わせたいとき、出品ページのどこを見ればいいでしょうか。

出品ページには「お届け予定3〜7日」といった表示が多く並んでいます。ところが、これまでの実績として表示されている日数は、予定どおりの日数に近い出品がある一方で、予定3日で実績が約12日の出品や、同じく予定3日で実績が約33日の出品もありました。

どうして予定と実績がここまで離れるのかは、ページからは分かりません。投稿日から逆算して頼むときは、予定の日数ではなく、実績の日数のほうを手がかりにすると安心です。どうしても急ぐ回は、特急のオプション(+1,500〜5,000円)を付けている出品を選ぶ手もあります。

募集を出して頼むなら:1本1,000円前後の募集に付いていた条件

素材も台本もこちらで用意できて、この先も本数を出していく見込みがある。それなら、出品を選んで買うのではなく、こちらから「編集者を探しています」と募集を出す方法もあります。クラウドワークスとランサーズの募集13件(掲載2026年3〜10月・どれも募集終了)では、1本あたりの金額はいちばん低い募集で400円、真ん中が1,000円、いちばん高い募集で4,000円でした。

「500〜2,000円」のように幅を書いた募集は、下限の金額で数えています。初回だけ300円〜1,000円のトライアル価格を設けた募集もありましたが、数えたのはその後の継続時の金額です。金額に手数料を含むかどうかも募集によって違い、13件のうち3件は「手数料込」と書いていました。募集の金額を見比べるときは、その書き方の違いも頭に入れておくと読み違えにくくなります。

13件の募集文に共通して見られた条件は、次の4つです。全部の募集に4つがそろっていたわけではありません。

  • 素材と台本は、発注者が用意する
  • 本数をまとめて続けて頼む(月10〜30本、週3本以上など。13件中7件)
  • 納期は48時間〜1週間
  • テロップの入れ方などのテンプレートが決まっている

「うちは週1本、月に4本くらい。それでも募集を出していいの?」

出すこと自体はできますし、13件の中にも「週1〜2本」「月5本程度」と書いた募集はありました。ただ、中央値の1,000円が出た13件のうち7件は、本数をまとめて頼む募集です。月に数本なら、1本4,500円前後のココナラの数字のほうが、自社の頼み方に近い目安になります。台本も任せるなら、そこに台本の追加料金(+1,000〜8,000円)が乗ると見ておきます。

募集の文面は、依頼文を書くときの手本にもなります。音源は「商用利用可能なBGMのみ」と指定した募集や、権利について「著作権は納品時に買い取りで譲渡」「納品後はクライアントの著作物」と書いた募集がありました。こうした取り決めを最初の募集文に書いておけば、応募する側も条件を読んだうえで手を挙げられます。

制作会社に編集だけ頼むなら:公式サイトに料金を載せている6社

個人ではなく会社に編集だけを頼む場合の値段は、公式サイトに編集のみの料金を載せていた6社で確かめました。並びは1本の料金が安い順で、おすすめの順ではありません。

会社 1本の料金 税の表示 料金に入っている作業(公式サイトの記載)
SANN(ショートワン) 1本のみ4,900円(60本まとめると1本2,900円) 記載なし 編集(素材は支給)・修正は最大2回
MOVIS 1本あたり1.2万円(月12万円で10本) 記載なし 台本・編集・ハッシュタグ。3か月から
ムビサク 2万円〜 記載なし カット・テロップ・BGM
美手紙 3万円(税込3.3万円)・1分以内 税抜 企画構成・BGM・ナレーション・編集。修正は各2回
Lumii 3万円〜 税抜 カット・色の調整(グレーディング)・テロップ・音・サムネイル・キャプション
アビリブ 5万円〜・30秒まで 税別 作業範囲の明記なし・修正2回・データ提供不可

各社の公式サイトで2026年10月21日に確認した料金です。料金やプランは変わることがあるので、依頼の前に各社のページで最新の内容を確かめてください。

6社の真ん中は2.5万円で、ココナラの出品の中央値4,500円とは約5倍の差があります。ただ、表の右の列を見比べると、6社の料金に入っている作業はそろっていません。

素材を支給して編集だけを頼むSANNの4,900円は、ココナラの出品とほぼ同じ価格帯です。反対に、美手紙やLumiiの3万円には、企画構成やナレーション、色の調整、キャプションまでが入っています。「会社だから高い」とひとまとめにはできず、料金の中に「編集の前後の作業」がどこまで入っているかも会社ごとに違います。

見積もりを取るなら、1本の金額より先に、表の右の列にあたる中身をそろえておくことです。台本が入っている会社と入っていない会社を金額だけで並べても、どちらが割安かは決められません。

依頼する前に決めておく8つと、そのまま送れる依頼文

出品29件と募集13件の本文を読み比べると、頼む側と受ける側が取り決めていた項目は、8つに分けられます。どれも出品や募集の本文に実際に書かれていた項目で、右の列のとおり、多くは決めていないと追加料金の対象になりうるものです。

決めておくこと 出品・募集での書かれ方 追加料金の幅(出品ページ)
1. 完成尺と素材の長さ 「完成60秒以内・素材5分程度」など。60秒以内が29件中19件。素材の長さの上限は「3分以内」〜「10分未満」 完成尺の超過は30秒ごとに+500〜3,000円。素材の超過を1分ごとに加算する書き方も
2. テロップの量 通常のテロップは28件が基本に含む。全部の言葉を文字にするフルテロップは別料金の出品も フルテロップ+2,000〜3,000円
3. BGM・効果音と、音源の種類 「著作権フリー」と書く出品、「商用利用可能なBGMのみ」と指定する募集 BGMを+500円とする出品が1件
4. 修正の回数 2回が16件でいちばん多い 超えた分は1回500〜2,000円
5. 台本・構成を誰が作るか 発注者が用意すると書いた募集がある。出品は別料金が多い +1,000〜8,000円
6. 納期 予定3〜7日の表示が多い。実績では、予定3日で約12日・約33日の出品も 特急+1,500〜5,000円
7. 実績として公開してよいか 作った動画を出品者の実績に載せない場合は、追加料金の出品がある 非公開+500〜3,000円
8. 著作権の帰属 「納品時に買い取りで譲渡」「納品後はクライアントの著作物」と書く募集がある —

ココナラの出品29件・クラウドワークスとランサーズの募集13件の本文に書かれていた項目から(2026年10月21日確認)。

1番の素材は、渡し方で値段が動くところです。出品の中には、基本価格で受ける素材の長さに上限を書いたものがあり、「素材3分以内」「素材5分」「素材6分程度」「素材10分以内」「元動画10分未満」と、3分から10分まで幅がありました。撮りためた動画をフォルダごと渡すより、使いたい場面を先に選んで、頼む出品の上限の中に収めてから渡す。そうしておけば、素材の長さで追加料金がかかることは起きにくくなります。

7番と8番は、編集の中身とは別の取り決めです。会社の動画を出品者の実績ページに載せてほしくないなら、そのぶん料金がかかる出品があります。著作権の扱いは、出品や募集の文面に書かれていた例を挙げたもので、法律上どう扱われるかまでをこの記事で判断することはできません。下の依頼文では最後の行で相手に確認する形にしてあり、その返事をもらってから正式に頼む順番にしておくと安心です。

8つを埋めると、依頼文はそのまま形になります。最初の1本を頼むときは、下の◯を埋めればそのまま送れます。

編集を頼むときの依頼文(◯を埋めて使う)
  1. 用途:会社のTikTokアカウントに投稿する縦型動画です
  2. 素材:スマホで撮った縦向きの動画が◯本。使う場面を選んで、合計◯分以内に絞ってあります。共有フォルダのリンクでお渡しします
  3. 完成尺:◯秒以内。参考にしたい雰囲気の動画は(URL)です
  4. 台本・構成:こちらで用意します(または:構成もお願いしたいので、追加料金を教えてください)
  5. テロップ:要点だけ/話している言葉はすべて
  6. BGM・効果音:入れてください。商用利用できる音源に限ります
  7. 修正:◯回まで。超えた場合の1回の料金を教えてください
  8. 納期:素材をお渡ししてから◯日以内(投稿予定日は◯月◯日)
  9. 実績としての公開:可/不可
  10. 権利:納品後の動画の著作権をどう扱うか、事前に確認させてください

個人に頼むか、制作会社に頼むか:本数と、台本を誰が書くかで分ける

ここまでの3つの頼み先は、どれが正解というものではありません。自社の本数と、台本を誰が書くかを先に決めると、3つのうちどの数字を目安にすればいいかが絞れます。

たとえば、投稿は週1本前後で、台本の流れは自分で考えられる。まずは1本試して、出来を見てから続けるか決めたい。そんな段階なら、1本単位で頼めるココナラの出品が、その頼み方に合います。1本単位で売っている出品なら最小3,300円からあり、29件全体の中央値は4,500円です。

月10本以上を出すと決まっていて、テロップの型も固まっている。素材と台本は社内でそろえられる。そこまで来ているなら、募集を出す形も候補に入ります。募集13件の中央値1,000円は、ココナラの出品の中央値4,500円より低いところにあります。ただし、ここまで見てきたように、条件が違う中での数字です。また募集の形では、募集文を書き、応募してきた人を選び、トライアルで見極める手間は発注する側が持つことになります。

台本や構成、ナレーション、投稿文まで任せたい。社内で確認する時間もあまり取れない。それなら、編集の前後まで料金に含めている制作会社が候補になります。さらに企画から投稿、数字の振り返りまで丸ごと外に出したいなら、それは編集の外注というより運用代行の話です。工程の分け方はTikTok運用代行とはの記事に、月額の相場はTikTok運用代行の費用の記事にまとめています。

個人に頼むときにいちばん引っかかるのは、たぶん出来上がりの心配でしょう。正直に書くと、出来上がりの良し悪しは、ページの値段からは比べられません。ココナラの検索一覧で見えた評価件数も、2件から315件まで開きがありました。だからこそ、最初から何十本もまとめて頼まず、1本頼んで修正のやりとりと納期の守られ方を見てから続けるかを決める。1本から頼める出品なら、その順番で進められます。

外注しても社内に残したいのは、何を撮るかと冒頭の数秒

台本の扱いは、頼み先によって値段への入り方が違いました。募集には台本を発注者が用意すると書いたものがあり、ココナラでは台本を別料金(+1,000〜8,000円)にしている出品が多く、企画構成に+2,000円を設けた出品もあります。制作会社には、台本や企画構成を料金に含めている会社があります(MOVIS・美手紙)。企画と台本を社内で用意できれば、台本の別料金がかからない頼み方を選べます。

値段だけの話でもありません。BeeMediaで企業244社の動画を比べたときも、当たった動画とふつうの動画で違いが出ていたのは、企画の型やテーマ、冒頭のつかみといった「何を撮るか」の側でした(TikTokでバズる方法)。そこは、自社の現場を見ている社内で決められる部分です。

具体的には、1本ごとに次の2つだけを社内で決めて、素材と一緒に渡す形が考えられます。

  • 何を撮った回か:その回で伝えたいことを一言で(企画の考え方はTikTokの企画の立て方で)
  • 冒頭の数秒で何を見せるか:最初に映す場面と、最初に出すテロップの言葉

この2つがあれば、編集する人はカットとテロップとBGMに集中できます。社内に残るのは1本あたり数行のメモで、2〜3時間かかっていた手を動かす作業のほうを外に出せる、という分担です。外注する前に、自分で編集を少しでも速くしたい方は、TikTok動画の作り方の記事で編集の手順を紹介しています。

外注の相場を読むときの注意と、今回の調べ方

ここまでの数字には、読むときに外せない条件がいくつか付いています。

ココナラの値段は、出品ページの基本価格、つまりその出品のいちばん安い値段です。完成尺を延ばす、台本を付ける、急ぎにする、フルテロップやAI音声を足すといったオプションで上がります。また29件のうち8件は、ページに「1本あたり」とは書かれておらず、1本単位と読んで数えています。

個人の出品の値段は、ココナラだけの数字です。ランサーズの出品(パッケージ)の一覧と、クラウドワークスのワーカーの一覧も開こうとしましたが、画面に描画する形のページで中身を取り出せませんでした。ココナラは検索で上位に出た出品を集めたので、評価の多い出品に寄っています。税込・税抜の書き方も出品ごとにばらばらで、税抜と書いた出品が7件、税込が2件、記載なしが20件でした。

クラウドソーシングの値段は、出品や募集を出した時点のものです。出品者が値段を変えれば変わりますし、今回の募集13件はどれも締め切られています。この記事の数字は、2026年10月21日時点で公開されていたページの、この件数の中での中央値と幅です。相場そのものを言い切れる数字ではないので、依頼する日には、その日のページで値段と条件をもう一度確かめてください。

TikTok動画の編集の外注でよくある質問

どこがいいと決められるだけの材料は、今回の調べ方では集まっていません。頼み方の違いで考えると分かりやすくなります。ココナラで見た29件は、出品者が値段と中身を決めて並べている「出品」を選んで買う形でした。クラウドワークスとランサーズで見た13件は、発注者が条件を書いて編集者を探す「募集」です。

1本から試したいなら出品、本数と型が決まっているなら募集、という分け方ができます。ランサーズとクラウドワークスにも出品の形はありますが、その一覧は取得できなかったため、値段は比べていません。

ココナラの29件では2回までがいちばん多く、16件でした。超えた分は1回500〜2,000円の出品が見られます。

何回あれば足りるかを、出品ページの情報から決めることはできません。最初の1本は、こちらの好みを相手がまだ知らない状態なので、依頼文で「超えた場合の1回の料金」を先に聞いておくと、回数が足りなくなっても慌てずに済みます。

出品には「著作権フリー」のBGMを使うと書いたものがあり、募集には「商用利用可能なBGMのみ」と指定したものがありました。ただ、その書き方だけでは、会社のTikTokアカウントでその音源を使えるかどうかまでは分かりません。

頼む側でできるのは、依頼文のBGMの行(6行目)に「商用利用できる音源に限る」と書いておくことです。会社のアカウントでどの楽曲を使えるかというTikTok側の決まりは、TikTok動画の作り方の記事の編集の章で、公式ヘルプの記載とあわせて紹介しています。

募集の中には、「著作権は納品時に買い取りで譲渡」「納品後はクライアントの著作物」と文面に書いている発注者がいました。一方で、何も書かずに頼んだ場合にどう扱われるかを、この記事で判断することはできません。

あとで広告に使う、別のSNSにも載せる、といった予定があるなら、依頼の前に権利の扱いを相手と文面で取り決めておいてください。

頼めます。ただ、1本目の値段と2本目以降の値段は、同じとは限りません。ココナラには2本目以降を安くしている出品(1本目5,000円・2本目以降3,000円〜など)があり、募集には反対に、初回だけ300円〜1,000円のトライアル価格にして、継続時は500円〜3,000円に上がる例がありました。

続けたときの費用を見積もるなら、1本目の値段ではなく、2本目以降の値段のほうで月の本数を掛けておくほうが、あとでずれにくくなります。

撮影から頼める料金を公式サイトに載せていた制作会社9社では、1本の中央値が3万円、幅は1.8万〜30万円でした。編集だけの6社の中央値2.5万円と比べると、真ん中の値はそれほど離れていませんが、上の端は大きく広がります。

ココナラの出品にも、撮影を+5,000円のオプションにしているものがありました。撮影はスマホで社内でできているなら、まずは編集だけを外に出し、撮影はそのまま社内に残しておく形から始められます。

まとめ:値段の前に、どこまでを自社でやるかを決める

TikTok動画の編集を外注する前に
  • 編集だけの1本の値段は、募集を出す形で中央値1,000円、ココナラの出品で4,500円、制作会社で2.5万円(2026年10月21日確認)
  • 3つは、発注者が先に用意するもの(素材・台本・型・本数)と、料金に含まれる作業の範囲が違うので、金額だけで高い・安いを比べない
  • ココナラの出品29件では、完成60秒以内が19件、修正2回までが16件。お届けの日数は、予定より実績を手がかりにする
  • 依頼の前に、完成尺・テロップの量・BGM・修正回数・台本の担当・納期・実績公開・著作権の8つを決めて、依頼文に書く
  • 週1本で試すなら1本から頼める出品、月10本以上で型が決まったら募集、台本や構成まで任せたいなら制作会社
  • 何を撮った回かと冒頭の数秒で見せるものは、1本ごとに数行のメモにして素材と一緒に渡す

1本いくらかを決める前に、どこまでを自社でやり、どこからを任せるのかを決める。そこが決まると、見るべき値段はおのずと絞られます。カメラロールにたまっている素材の中から、まずは1本、8つの項目を埋めた依頼文と一緒に渡すところから始めてみてください。

編集だけでなく、何を撮るかや冒頭の作り方から一緒に考えてほしい、という段階なら、BEEMのTikTok運用代行に相談することもできます。

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この記事の監修者

株式会社BEEM代表取締役 豊田優人

豊田優人(とよだ・ゆうと)|株式会社BEEM 代表取締役

フォロワー約47万人の会社アカウント(@beem_official)を運用。公開中の607本で累計4.61億回再生、100万再生を超えた動画は137本(2026年10月13日時点)。株式会社BEEMは、企業のTikTok運用代行・広告運用・採用支援を提供している。

調べたページと確認日

すべて2026年10月21日に、BeeMedia編集部が各ページを開いて確認しました。

ココナラ:「TikTok 動画編集」(検索結果5,243件)と「ショート動画 編集」(同9,902件)で検索し、上位に出たショート動画の編集の出品29件。長尺のYouTube編集・MV・運用代行と、ショート動画向けではない汎用の動画編集は除きました。値段は出品ページの基本価格を1本あたりに直したもので、複数本のセットは本数で割っています。

クラウドワークス・ランサーズ:ショート動画の編集者を探す募集のうち、1本あたりの金額が読める13件(掲載2026年3〜10月・すべて募集終了)。金額は下限の値で、トライアルではなく継続時の金額です。参考までに、ランサーズで「TikTok 編集」と仕事を検索した結果は6,363件でした。ランサーズの出品一覧とクラウドワークスのワーカー一覧は、ページの中身を取得できませんでした。

制作会社:編集のみの料金を公式サイトに載せていた6社(SANN(ショートワン)・MOVIS・ムビサク・美手紙・Lumii・アビリブ)。撮影から頼む場合の9社の数字は、同じ日に公式サイトで確認した料金です。

個人の出品者の名前や出品番号、募集の番号は載せていません。比較サイトやまとめ記事の数字は使っていません。

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